「れ、玲央っ!?」


まさか玲央が自分の部屋に来るなんて思っても見なかった。



ピンクのキャミソールとタオル地のショートパンツ姿が気になるが、驚いて動けない。



玲央は部屋の中へ入って来ると机の横に立った。


玲央はイスにかかっていた白いパーカーを手にすると結衣の肩にかけた。



「そんな薄着で風邪を引く」


「え?う、うん」


立ち上がって言われるままに袖を通し玲央を見る。


「ど、どうしたの?」


「結衣・・・・・・」


玲央の腕が伸びて結衣はクイッと玲央の方へ引き寄せられた。