「どうしようかな・・・・・・」


――疲れたし家でゆっくりしたい気分。だけど家にいれば玲央の事が気にかかって仕方ないに違いない。


「行こうぜ 2人っきりが嫌なら珠と悠祐誘うから」


――リュウは優しい。


「うん みんなでお茶しに行こう」


――ついリュウに甘えてしまう。リュウは2人で行きたいって言う事を知っているのに。



* * * * * *



4人で隣の駅に降りた。


結衣の駅から3駅先になる。


繁華街でにぎわう駅だ。


「のど渇いたね」


「じゃあ、兄貴の店に行く?」


結衣が言うと悠祐が提案する。


悠祐の兄は大通りに面しているカフェのオーナー。


飲み物がおいしいと評判で悠祐がいると割引してくれる。