――どうして特進クラスじゃないんだろう・・・・・・。


結衣は玲央がB組になったと聞いて首を傾げた。



お昼休み、結衣は玲央が気になって仕方なかった。



――今だけじゃない ずっとピリピリと玲央が気になっている。



お弁当を食べ終わると結衣は机に突っ伏した。



「どうしたの?結衣 元気ないじゃん」


隣で食べていた珠代が聞く。


「う~ん・・・・・・ちょっと疲れた・・・・・・」



「疲れたって・・・・・・神崎君の事?」


親友の様子が朝から変だと気づいていた。