アンティークな泊まる部屋に入ると、なんだか気まずい空気が流れた。



「先にシャワーどうぞ」



玲央は何とも感じていないみたい。



あたしはこの状況に心臓が、ドキドキ、バクバクで、今にも破裂しそうだ。



「う、うん」



あたしはシャワー室へ向かった。




* * * * * *



あたしは部屋にあるソファーに膝を抱えて座っていた。



玲央が今、シャワーに入っている。



玲央を妙に意識をしちゃって困り中のあたし。



部屋に戻ってからの玲央は逆にそっけない感じ。



お夕食の時の甘い雰囲気とのギャップに正直、戸惑っている。