玲央の少しひんやりする唇があたしの唇に重なった。


優しいキスだった。



「結衣が思っているほど、たくさんの彼女がいたわけじゃないから」



「え……?」



再び唇が重なり、深いものになっていく。



気が付くとシーツの上に押し倒されていた。



また身体の芯が熱くなっていくのが分かった。



「結衣、舌を絡ませて」



玲央の甘い声に胸がきゅんとなる。



結衣はおもいきって玲央の舌に舌を絡ませた。



強く吸われたり、絡ませたり、口腔内を探求していくようなキスに結衣も習った。