* * * * * *



太陽の眩しさで結衣は目覚めた。


ベッドの隣を見ると可愛い寝顔で聖羅がぐっすり眠っている。



身体を起こすと両手を高く上げて「んっ―――」と伸びをする。



――なんだか気分がいい。昨日、玲央が優しかったから?



1時間くらい話をした後、玲央は部屋に送ったのだった。



ずっと手は繋いでくれて時折、不意打ちでキスをされる。



すごく甘い時間だった。



――顔が自然とにやけてしまう。



「結衣ちゃん!おはよう~ 朝から笑顔が可愛いっ!」



目を開けて聖羅が結衣を見ていた。



「聖羅ちゃんこそ、寝起きとは思えないほど可愛いよ?」



あの両親の子供が整っていないわけがない。