その夜、結衣は高熱にうなされた。



意識も朦朧としているので何度となく病院へ連れて行こうか多恵子と信也は迷った。



玲央も結衣が心配で眠ることが出来ない。



ドアを開けっぱなしにして結衣の状況が分かるようにしていた。



明け方になりやっと熱が下がり始めた。



うとうとしていた玲央は多恵子の報告に安堵したのだった。



* * * * * *



結衣は不快な気分で目を覚ました。


身体に張り付くパジャマ。


あたし・・・・・・?