玲央は泣きじゃくってしまった結衣を起こしてリビングに連れて行った。


支えていないと結衣の脚はガクガクと震えて歩けないほどだ。



「どうしよう・・・・・・どうしよう・・・・・・」



あまりの動揺に言葉も震えている。



「結衣、落ち着けよ」



ソファーに座らせるとキッチンに行き、冷たい水を持って戻ってきた。



「飲んで」



結衣の手にグラスを持たそうとするがその手も酷く震えて中身が零れそうだ。



玲央はコップを自分が持つと結衣の口に運んだ。