数えるくらいしかキスをした事のない結衣は玲央の乱暴な口付けに驚いた。



罰するような口付け。



「いっ!いやぁ!」



結衣は怖くなり思いっきり玲央を突き飛ばした。



「どうして拒絶する?結衣は俺の事が好きなんだろう?」


――冷たい顔・・・・・・。



結衣はなぜ玲央がこんな顔をするのか分からなくて一歩、二歩と下がる。



「いきなり何を言ってるの?玲央の事は大好きだよ?」


そう言うものの写真の後ろめたさがあって玲央の目をまともに見れなかった。



「結衣が身勝手な女だと思ってもみなかった・・・・・・」


「えっ・・・・・・?」