――わたしの半分の年しかとっていないのに・・・・・・。


不機嫌そうな顔も相良の気持ちをくすぐる。



「結衣の事って何ですか?」


「まあ、せっかちね?若いからかしら」


手を口にもって行き笑うと香水の香りが玲央の鼻についた。



――色気ババア。


せっかちの意味のニュアンスをくみ取った玲央は無表情に相手を見つめた。



「結衣の件で呼び出されたんだ 早く話してください」


「わかった」


相良は目の前の高校生は普通の高校生に比べて一筋縄ではいかないなと感じた。