翌日、サムウェイの副編集長に電話をかけた。


『嬉しい知らせだといいけど?』


「い、いいえ お断りの電話です」



言ってしまうと気持ちはすっきりした。



『理由を教えてくれるかしら?』



つっけんどんな言い方に結衣は冷や汗をかく。



「玲央はやりたくないって言っているんです ただそれだけです」



『貴方の彼氏なのかしら?』



「・・・・・・あなたには関係ありません」



『本当にそれでいいの?』



「はい」


結衣はきっぱり言った。