「セフレで良いって言ってたって?」


「なんて答えたの?」



気になって聞いていた。



「知りたい?」



「知りたいけどやっぱり聞きたくないっ!」



言い捨てるように言って階段を上がった結衣はバタンと音を立てて部屋に入ってしまった。




玲央は肩をすくめると浴室へ向かった。



「体中にお好み焼きの匂いが付いた・・・・・・」


おいしかったが後からずっと匂うこの匂いは好きではない。