「どうしてそう思うの?」


「いや・・・・・・いいんだ」



そのまま黙って食べ始めた玲央に首を傾げ結衣も食べ始めた。






食べ終わると玲央は部屋に行ってしまった。



――部屋に行っちゃった・・・・・・つまらないな。



あのキスは自分の想像だったのかと思えるほど玲央はそっけない。



深いため息を吐くと結衣は洗い物をして部屋に戻った。