玲央はベッドに座ると結衣がサンドイッチを食べるのを見ている。



すぐにいなくならない事がうれしい。



だからと言って玲央は何も話さずにだんまりを決め込んでいる。



そんな雰囲気だから結衣の喉にサンドイッチが入っていかない。






「・・・・・・なんでいるの?」



結衣はとうとう玲央に聞いていた。



「多恵子さんにちゃんと食べるか見ているように言われたんだよ」



――またママったらそんな事頼んで・・・・・・。



「ちゃんと食べるから大丈夫だよ 玲央は部屋に戻っていいから」



牛乳を飲んでサンドイッチを流し込む。