「どうして玲央がいるの?」


「お前、覚えてないの?」



「う、うん・・・・・・」



「俺が戻る途中で会ったんだよ」



呆れたように言う玲央。



「あ~肩こった」


わざとらしく自分の手で肩をほぐす玲央。



「じゃあ・・・・・・玲央が連れて来てくれたの?」



申し訳なさそうに言う。



「あの状況じゃ、誰もいなかったんだ」


照れを隠しているのか乱暴に言うと立ち上がった。



「弁当食べられる?」


「ううん・・・・・・いらない・・・・・・」