昼食は見晴台から折り返して出発した場所に降りてきてからだ。


かなり遅い昼食になる。


――玲央は今どこら辺なんだろう・・・・・・。


結衣はまだ半分にもならない場所にいる。


結衣は立ち止って足を休めた。


――なんかすごく疲れる・・・・・・息も切れたまま元に戻らないし・・・・・・。


結衣は大きく息を吐く。


「結衣、戻ろうか?顔色が悪いみたい」


結衣の様子を見て珠代が言った。


「ううん、戻りたくない」


結衣が首を横に振る。