あたしのパーフェクト★BOY

「ママ!ただいまっ!」


「きゃっ!」


ハミングしながら気持ちよさそうに掃除をしていた多恵子は飛び上がらんばかりに驚いた。



「もうっ!結衣ったら驚かさないでよ」


多恵子は愛娘を睨む。



「それじゃあ泥棒が入っても気づかないよ?」


結衣は部屋の中を見渡した。



8畳の部屋は綺麗に掃除をされていた。



「掃除手伝おうと思ったんだけど、もう終わっちゃったね?」


「そうね あとはお買い物だけ 付いて来てくれる?寝具一式と男の子っぽいカーテンを買いたいの」


「うん 行く行く♪」


結衣は母ににっこり頷いた。