「スゴいな… 俺の誕生日にも作ってな」 「え…あ…うん」 そんな日は来るのか分からないけど、一応返事をした。 ケーキを食べ進めるごとに 涙が止まらなくなった。 さっきの蒼斗くんの言葉が嬉しいのと、 好きだった人との裏切りと別れで悲しいのとが混ざった涙で自分がよく分からなくなった。