「ん…」

頬を、風が撫でる。

(な、に…?)

部屋のドアも、窓も閉めてた。

そんで、寝てた。

風が吹く原因は、無い。

「あっれ、おっかしーなぁ!」

…そこは、屋外。

しかも、鬱蒼とした森。

ご丁寧に、キノコまで生やしてある。

「は、はいぃぃぃい!?」

アタシのドッキドキ物語、スタートッ!