「光ー、帰ろう!」

いつも通り迎えに来てくれる羽那。

『うん。』

「あ、高柳さん帰るの?
バイバイ。」

手を降ってくれる大人しそうな二人の女の子。

あの事件のとき、クラスの皆に私は地獄の蝶なんかじゃないと、主張してくれた二人だ。

その時から少しずつ話すようになり、今は仲良い友達だ。

『バイバイ。』

二人に手を振り、羽那の所に行く。