『昨日職員室に来たら生徒達にも質問攻めでしたよね?
だから私はこっそり早退しました。』

「そうね…。
昨日は生徒達すごい騒いでいたから…。
先生達も必死で…。
そうよね…。
優等生の貴女が不良の子なわけないわよね。
あ、柊君は悪そうだから影響されないようにね。」

ぴく

柊のこと悪くいうんだ…。

『ご忠告ありがとうございます。
ですが、柊君は優しい人ですので。
では、失礼します。』

だる…。

教室へと足を出した途端閉めたドアが開いた。

「そうそう。言い忘れてた。
今日は保健室で授業受けて。
プリントがもう保健室にあるから。
今日は教室いかないでね。」

保健室?

まぢだるいなぁ…。

『わかりました。』

丁寧に返事をし、私は屋上へと足を向けた。