初老の男と入れ替わりに
和真が入って来た。
「ごめん、遅くなった」
走って来たのか、
肩が大きく揺れていた。
「いらっしゃい」
「里美ちゃん
久しぶり」
「久しぶり、
今から2時間くらい
出てくるから
ここ自由に使っていいよ」
「いいよ、里美」
「看板は入れて行くね」
里美は、由佳里も
帰らせた。
プロポーズの返事をする
環境を作って
あげたかったのだ。
里美は財布と携帯を持って
由佳里と一緒に出た。
「なんかいいですよね。
和真さん、今頃
ドキドキしてるんでしょね」
由佳里も自分のことのように
喜んでいた。
駅まで由佳里を送った里美は
近くの公園に向かった。
夜の公園は少し
淋しい雰囲気だったが、
智子と和真のことを
想像すると
そんな雰囲気も
心地よかった。
ベンチに座って二人の
結婚式を想像していたら、
無性に雅広の声が聞きたくなった。
里美はいつも携帯に
メールを残し
連絡を待つ。
いつ仕事が終わるか
分からない雅広の
携帯を鳴らすのは
好きではなかった。
だけど、今日は
すぐにでも
雅広の声が
聞きたかった。
和真が入って来た。
「ごめん、遅くなった」
走って来たのか、
肩が大きく揺れていた。
「いらっしゃい」
「里美ちゃん
久しぶり」
「久しぶり、
今から2時間くらい
出てくるから
ここ自由に使っていいよ」
「いいよ、里美」
「看板は入れて行くね」
里美は、由佳里も
帰らせた。
プロポーズの返事をする
環境を作って
あげたかったのだ。
里美は財布と携帯を持って
由佳里と一緒に出た。
「なんかいいですよね。
和真さん、今頃
ドキドキしてるんでしょね」
由佳里も自分のことのように
喜んでいた。
駅まで由佳里を送った里美は
近くの公園に向かった。
夜の公園は少し
淋しい雰囲気だったが、
智子と和真のことを
想像すると
そんな雰囲気も
心地よかった。
ベンチに座って二人の
結婚式を想像していたら、
無性に雅広の声が聞きたくなった。
里美はいつも携帯に
メールを残し
連絡を待つ。
いつ仕事が終わるか
分からない雅広の
携帯を鳴らすのは
好きではなかった。
だけど、今日は
すぐにでも
雅広の声が
聞きたかった。

