見えなくなるまで小さくなっていく車を追う私の視線。



馬鹿、馬鹿。



どうしてまた言えなかったの?



何故言えないの?



どうしていつもいい子ちゃんで居てしまうの?



こうしていつも自己嫌悪に陥ってしまう。



「もう、嫌だぁ・・・」



泣きそうになりながら5階の自分の部屋に戻った。