ダーク&ノイズ

キッパリと断言された琢己は、身を乗り出したまましばらく固まった。

「知ったところで解くのは無理だと言ったんだ」

「じゃあ、あるのか?」

縋りつくように、ずいと膝を進める琢己。だが恭一の回答は──





「え、呪った奴を殺す?」

彼氏の正樹からの電話を取った真知子が、聞いた内容を反芻した。携帯を頬に当てたままの真知子に四人の視線が集中する。

「なに、呪いを解く方法?」
「だれ、正樹くん?」
「それで助かるの?」

通話中の真知子は、次々に浴びせられる質問に業を煮やした。

「ちょっと待ってよ。聞こえないじゃん!」

真知子に制されても四人の聞き耳は収まらない。じっと寄り添ってその会話の内容を拾おうと必死だった。