ダーク&ノイズ

声を荒らげた夏美に、負けじと真知子も声を張り上げる。

「呪い解けよ! アタシらのよ」

「知らねえっつってんだろ!」

たまらず悠美が二人の間に割って入った。聞くに耐えないのは自分に非があるからだが、それを認めるわけではなかった。

「アタシたちがそんな事するわけないじゃん。ダチじゃん、アタシらさ」

冷静なその言葉に二人の熱が冷めてゆく。立ち上がりかけた真知子は腰を下ろし、夏見はバツが悪そうに横を向いた。

「ウチらがするわけないじゃん」

グループの中で一番おとなしい悠美がそう言うと、その場が再びひっそりと静まり返る。

落ち着いたのを見極めて、悠美は胸を痛めながらも言葉を繋いだ。

「とにかくさ、何か手はあるよ。誰か詳しい人に聞いてみる」

「悠長なこと言わないでよ。アタシら今すぐにでも死ぬかも知れないのに」

真知子が一番怯えているようだ。またすぐに噛み付いてきた。

「真知子たちはなるべく一人にならないようにして、落ちるようなとこには近づかないようにすれば大丈夫だよ」

そう諭してもなかなか納得する様子はない。