ダーク&ノイズ

都市伝説がなにかの偶然と絡み合い、今回のようなパニックが起こったと考えていた。

『女子高殺人事件の容疑者のひとりが、連行中にパトカーのなかで消えたらしいです。警官が一緒に乗り込んでたにも関わらずですよ』

「ガセに決まってるだろう。下手な噂に踊らされてんじゃねえよ!」

そのセリフをぶつけたまま、星野は通話を切った。

いつもの星野であれば、その事件の裏を取ろうとするはずであるが、いまは情報に忙殺されて、いつもの勘が働かなかったといってよい。


30分後、この事件が他局で大々的に報じられると、星野は歯噛みして自分の頭を叩いた。



しかし、それ以上に頭を抱えたのは他でもない、警察署だ。