ダーク&ノイズ

今日に限れば、女子高での無差別殺人に始まって、他に4件の殺人。殺人未遂が3件。ひき逃げが2件。

それらが何を意味しているのか。

星野は自分の報道に間違いはなかったか、ここにきてそら寒いものを感じていた。


そんな予感を後押しするように、また携帯が鳴った。


(ホントに次から次だな)

キーボードから離した手が、通話スイッチを押した。

「はいもしもーし」

『星野さん、凄い情報ですよ』

「なんだ。もうゲップが出るほどたまってるぞ」

『呪いって本当にあると思いますか?』

それは街に聞き込みに回っていた記者からだった。

「もったいぶるな。忙しいんだよ」

星野自身は呪いなど信じてはいない。