ダーク&ノイズ

(だとすれば、相当にリアルな悪夢だな)


ここまでくれば苦笑するしかない。

「察庁に出す報告書を作っときます。あ、誰が来るか知ってますか」

「内田君……いまは警視正だな」

「内田……ですか」


少なからぬ因縁のある名前だった。

かつての同級生であり、いまや雲の上の存在になってしまった同僚だ。


「なるほど、じゃあ、それ用に書いておきます。あいつはこの街の出身ですからね」


そう言い残して、宇野は刑事室へと戻っていった。