あーっ

やっと

あの家から抜け出せたっ




まぢ

ありえないから☆苦



てか

レン


もう来てるかな…?



「あっ」


ドアの前に
誰か座ってる。


レン!


「レン!
何してんの?」


「あ…来た。」


「ごめん…
待ってた?」


「ううん。
大丈夫。」


そういって
レンは

にこっと笑った。



……ん?

「レン…それ、アザ…?」

「あっ……」

「何それ?!
どうしたの?!!」


あたしが見つけたのは、
右の頬にあったアザ。


「…何でもないよ…」

「何でもない訳
ないじゃん…」


「大丈夫だから。
部屋入ろう?
寒い…」


「……うん」



…………



「ねえ
何かあったの?」


「…ないって」


「あたしに言えないの?」


「……」


「…話して?」


「……俺さあ……」


「うん…」


「彼女と、別れた」


「うん……
………えっ?!?!」


「でもさあ
アイツも別の男
いたんだよね」


「……う、うん…」


「その男にやられた。
俺の彼女に手出すなって。
俺のだったっつーの。
でも
別れられてよかった。」


「ど…どうして…?」


「…好きな人がいるから…」

あ、そうなんだ…


「誰だと思う?」


「…バイト仲間??」


「違う」


「え〜??
…じゃあ
あたし?

…なんちゃって☆」


「当たり」


……

……はい?


「え!?
あたしが…
本命ってこと?!」

「うん、そう」

「うん、そうって…」


う…

うそでしょ…


「…でも
アキは今の関係がいいなら
今までみたいな感じでいい。

出来たら
俺を

本命にしてほしいけど…」


「…そっか…」


「他のヤツに飽きたら
俺を本命にしてね。」


「うん…」