銀鏡神話‐翡翠の羽根‐

「然も四人は『支配下・蔭』という、白江 美紗を中心とする異種組織を作り、

支配者の世界とは無関係の男子中学生、間口 吾平までを組織に入れ、№と称号を与えた。

さらにキャルナス・シャルドネに至っては重罪で、自らの娘までをも支配下に加入させた。

よって、爾来様は
七瀬 香、霧草 忍の二名を№と称号の剥奪。

白江 美紗、間口 吾平、綾瀬 めちるの三名を保護。

そして、白露 鎖葉斗とキャルナス・シャルドネを発見し拘束次第、
望鏡の死刑台に連れて行き処罰せよとのことです。

もし以上の七名が反抗次第、
その場で魔力、武力、天力、悪力を解放してもいいとのことです。」

書類を読み終え、一気に近くにあった茶を飲み干す椿。

勢いよく飲んだせいか噎せている。

「ふぅん、人間界の女の子が支配者の体質……面白い。

でも保護ってどういうことだい?」

何時の間にか、彼の神灯の目を盗んで煙草を吸っている。

やはり№6以上の実力を独楽 裡音は持っているらしい。