銀鏡神話‐翡翠の羽根‐

二人が私をまだにやけながら見ていたから、私は何だか赤くなってしまった。

『も、もう!

鎖の破片…… 鎖葉斗君は、どうするの?』

こんな訳解らない話してる場合じゃないよ。

鎖葉斗君は本当にどうするんだ?

『僕は、支配下に入ろうと思って此処に来た。

適当に支配下一人殺して、入ろうと思ったんだけど、赤月さんだったから大失敗だ。』

おちゃらけながら、鎖葉斗君はそう言った。

むぅ……

『鎖葉斗は支配下に入ったら其の後はどうするんです?』

最もらしいキャルナスさんの疑問。

もし鎖葉斗君が爾来様を殺す何て言ったら私はどうすればいいんだ?

『僕は、爾来を殺すつもりだったよ。

支配力も返して貰うつもりだった。

だけど、赤月さんを哀しませてまど爾来を殺そうとは思わないよ。』

鎖葉斗君……

此の人は自分では気付いてないだろうけれど、本当に優しいんだ。

『支配下にはやっぱり入りたいけどね。

試験を受けようったって、爾来に拒否されるだろうから……

誰かを殺さないと。』

そんな……

エゴかもしれない。

でも私は貴方に人を殺させたくない。

『あ、殺すんだったらNo.4の斜雨林の聖 遊が良いですよー。』

此の人はっ!

何を言ってるの!

確かに聖 遊は嫌な人なのは解るけど……

『駄目!

鎖葉斗君…… 貴方に人を殺してほしくない!』

『赤月さん……』

ぶちまけた本音。

鎖葉斗君は狼狽えて。

キャルナスさんは他人事の様に構えて、暢気に欠伸をした。

『じゃあどうやって鎖葉斗は支配下に入るんです?』

う……

『自分の発言には責任を持ってくださいね。』

そんな綺麗に笑われても……

けど、軽率だった……

私は鎖葉斗君と爾来様に仲良くしてほしい。

鎖葉斗君に自分を見付けてほしい。

どうすれば良いの?

苦悩してたら、キャルナスさんが此の話し合いに不釣り合いなナイフを取り出した。

『万里、交わして下さい。』