「やっぱりないなぁ。」 勝が諦めぎみに言葉を発しる。 「違うとこ行くか?」 敦の言葉に勝が飛び付く。 「そうしよう、じゃあどこにする?」 「僕はどこでも。」 岩瀬が答えたので勝の視線が俺の方を見た。 「晴馬は?」 俺は地図を覗き込んだ。 多分、探すのが大変なところにあるはず。 そしたら… 地図を見渡す。 「ここ。」 俺が指を差したのはジャングルみたいになっているところ。