そして、翌日。 



親父に渡された住所を見てなんとか学校らしきところに着いた。 



「何ていうか、城?」



俺はめちゃくちゃでかい学校を見上げた。 



本当に学校か? 



そんなことを思っていると門が開いた。 



「やあ、君かな。二階堂家の執事を目指しているのは?」



そこにはおじいさんというのがぴったりな老人がいた。 



「はい、中原晴馬ともうします。」



そう言って頭を下げる。