執事の名のもとに







「敦様ー!!」



遠くで敦を呼ぶ声が聞こえてきた。 



「呼ばれてるわよ?敦。」



「じゃあ行ってくるわ。」



少し苦笑いを浮かべて敦は呼ばれた方に歩いていった。



「そういえば、敦とはいつから?」



敦が来た時から2人はずいぶんと仲が良さそうに見えた。 



「そうねー、かれこれ10年ちょっとは経ってるかしら。」



10年ちょっとって……。 



「そんなに?」



驚いて聞き返すと瀬戸口さんは笑った。