―――――――………… ――――……… 「……ということです。」 私のお嬢様はニコニコしている。 やはり、話すべきではなかっただろうか。 「なるほどね、執事学校なんてあったのね?」 「はい、ございます。私も1年通いましたので。」 「ねぇ、中原。」 「はい、何でございましょう。」 「ずっと、そばにいてね?」 「はい、勿論でございます。」 この先、ずっと……。 私が執事である限り。 執事の名のもとに。