執事の名のもとに







敦はそれに気付いているのかいないのかわからないが、口を開いた。



「海琉いる?」



その声に勝の後ろからひょこっと海琉が顔を出した。



「…敦さん、もう来たんですか?」



海琉はどこか嫌そうな顔をしてまた部屋に入ったかと思ったらカバンを持って出てきた。



「荷物それだけ?」



「はい、一応。」



海琉が持ってるカバンを敦は取り上げてまた来た道を戻って行った。