「…あと少しで君たちは卒業じゃ。それまで今ここにいる者以外に女とバレなければいいんじゃ。」 「…それでもしバレなければ…、」 「勿論、執事資格を与えよう。」 校長の言葉に皆の顔に笑顔が浮かんだ。 「どうじゃ、奏真海琉…?」 校長の言葉に皆の視線も海琉にいく。 「…海琉。」 何も言わない海琉の腕を愛琉ちゃんは不安そうにぎゅっと掴んだ。