「いや、お前も疲れてんのに看病までさせてるし。」 でも明らか俺より敦の方が疲れて見える。 「敦、疲れてんだろ?お前まで倒れられちゃ困るから部屋戻っていいぞ?」 「じゃあお言葉に甘えて…。お粥は運んできてもらえるように言っとくから。」 「ああ、サンキューな。」 敦は音をたてないようにそっと部屋から出ていった。