執事の名のもとに







―――――……


――………




トントン



「…どうぞ。」



そう言うとそっとドアが開いた。



「…敦。」



「よっ!」



そしてベットに近づいてきて海琉の顔を見た。



「熱は?」



「今さっきも起きたとき、薬飲んだから熱は下がったみたいだ。」



そう言うと、ほっとしたように笑った。



やっぱり心配だったんだ…。



「…食堂の人に頼んでお粥作ってもらってるから。」


「ああ、悪いな。」