「晴馬、いくらなんでも無理過ぎじゃ…。」



そう言う敦にちょいちょいと手で呼んだ。 



「勝は俺の台詞覚えてんだよ。」



えっと驚いてこっちを見てきた。 



「海琉のこともあったからかもだけど、たまたま屋上に行った時聞いたんだよ。俺より上手かった。」



「じゃあ…。」



そう言いかけた敦に頷いて見せた。 



「勝ならできる。」