「あー、危なかった。すっかり忘れてた。」 野球のセーフの仕草をした。 「あっそういえば、お前誰誘う?」 勉強机の椅子に座った敦が聞いてきた。 「お前決めたのか?」 どうせ、敦は誘わなくても集まるだろうけど。 「まだ、お前は美優?」 「はぁ?!」 敦の言葉に飛び起きる。 そんな俺を見て、 「違うの?」 なんて、クールな顔で言ってくる敦。