俺が土を掘り返していると俺の横に海琉がきた。 「お前も勝につっかかるのもほどほどにしておけよ?」 「分かってます。晴馬さん、聞きたいことがあるんすけど。」 動かしていた手を止めて海琉の方を見る。 いつになく真剣な表情の海琉。 「なんだ?聞きたいことって。」 「……あの、」 「うん…。」 少し躊躇ってから口を開いた。