演奏会の日。 朝、直樹が目覚めるとミサの姿は、なかった。 不安になりつつもやる事は山のようにある。 バタバタと一人で演奏会の準備をしていると、昼過ぎにようやくミサが戻って来た。 直樹 『どうしたの?何かあった?』 ミサ 『う、うん。ちょっとね…』