田舎の駅は、ガラガラである。

優斗は、ベンチに座り、電車が来るのを待つ事にした。


『どこまで行くんですか?』

隣に座る老人が、話し掛けてくる。
 
その老人は、風変わりな姿をしていた。

金髪の髪に真っ白なスーツを着て、杖を持っている。

優斗
『東京です』

老人
『東京?ずいぶん遠いですね』