どうしても会いたい。

会って君を抱きしめたい。

ゆっくり机の引き出しを開けると、銀色の塊が見える。
  
それは、小さな銃。

溢れんばかりの涙を、手で拭った優斗は、銃を机から取り出した。

ダナ…ごめん。

薄暗い部屋で優斗は、銃口を口にくわえた。