白浜
『優斗…私、残された者の気持ちは、痛い程わかる。悲しく苦しいだろうけど、自分を見失ったら駄目よ』

優斗
『…考えてみれば、アメリカに来て、ずっとダナに支えられて来てたんです。ダナが、いなくなって僕は、どうしたらいいのか、わかりません』
 
ダナの両親と白浜は、ダナの死よりも、残された優斗を気にするくらい、優斗は、悲しみに打ちのめされていた。

優斗
『ダナ。僕は、もっともっと君にしてあげたい事が沢山あったのに…なぜだよ…運命なんて…僕は、信じたくない。僕に必要だったのは、君だけだったんだ』
 
棺の中に居るダナは、安らかに、眠っているようだった。