優斗 『そんな事、ないですよ。助けないで生きて行くなんて、僕には、できません』 白浜 『…直樹もそうだったのかしら』 優斗 『直樹?』 白浜 『私ね、実は、亡くなった主人と結婚する前にフィアンセがいたのよ。その人は、車に跳ねられそうになった女の子を助けて死んでしまったの』