桜が咲き乱れる晴れた朝。
 


直樹は、いつもの信号で青になるのを待っている。

新品のランドセルを重たそうに背負った小さな女の子が、直樹のすぐ横で同じように青になるのを待っていた。
 
直樹
『一年生かな…』