LoveSong.~愛する君へ~



「うん。なんか食材がないから。とか言ってたけど、絶対うそだよなぁ。」


お兄ちゃんは笑いながらクッキーを食べて「うめぇ!!」なんて言って紅茶を飲んだ。


「だよね。お兄ちゃんは、友達と食べに行くの?」


「いや、お前と行く。...ダメだった?」


急にまじめに問いかけるお兄ちゃんは

なんだかおもちゃをおねだりする子どもみたいで可愛かった。


「ううん。あたし、コノ町来たの初めてだから、お買い物とかもしたいな?」


「お!いいよ。俺が案内してやるよ。」