「うわあ、お転婆に違いない」

祥太郎はため息混じりに呟いた。

あたしは祥太郎の脛に蹴りを入れる。

「それが…!
女の子らしくないって言うの!!」

祥太郎はあたしの頭を叩いた。

「叩くな〜!!」

「蹴るなあ!!」



「うるさい!!」

パパの罵声が飛んだ。